
トラックドライバー未経験の人やトラックの運転に自信のない初心者ドライバーが一人前のトラックドライバーとして成長していくためには、最初の就職先というのは超超超重要なポイントだと思っています。
なぜなら、トラックドライバーの仕事は「請け負った荷物を決められた場所・時間に確実に届けること」なわけですが、これをきちんと行えるようになるには覚えなければならないことがいくつもあるからです。
- 道を覚える
- トラックの運転の仕方を覚える
- 積み降ろしの作業を覚える
- 納品先ごとの業務を覚える
- 社内における事務処理を覚える
ドライバー未経験者や初心者が、これらをしっかり覚えて確実に行えるようになるには、ある程度時間をかけてしっかりと研修を行う必要があります。ベテランスタッフのそばで運転や作業を観察したり、直接指導を受けながら仕事を覚えていくことが大切です。
個人的には大手の運送会社を強くお勧めしたいと思います。というのも自分の場合は零細企業で何年も経験を積んだ後に大手で仕事をすることがあったのですが、安全に業務を行う為の仕組みや教育・サポート体制の充実ぶりに感動した経験があるからです。
自分はある程度トラックドライバーの仕事にも慣れていると思い込んでいましたが、上司との3日間同乗研修を行った際に非常に細かいところまで丁寧に指導をしていただき、多くを学ぶ機会を得ることができました。
そのような経験を踏まえて大手企業と零細企業の違いを書き出してみました。(私の少ない経験がネタ元なので大多数の他社には当てはまらないかもしれません。)
- 研修期間や研修内容
- 運転マニュアルの有無
- 業務マニュアルの有無
- トラックの点検マニュアルの有無
- 配送先ごとの作業マニュアルの有無
- 清掃(洗車)設備の有無
- 給油設備の有無
- トラックのメンテナンス体制
- ロッカールームの有無
- ドライブレコーダーの有無
- デジタルタコグラフの有無
- バックモニターの有無
- 輪留めの有無
- ボーナス・残業代(笑
零細企業に関して言うと常に人手不足みたいな状態が続いているところが多いようです。免許制度が変わったこともあり若い世代が入ってこないことも影響しているでしょう。
給料が安くて、仕事がきつくて、人が定着しないという悪循環が続いている企業なんかは特に研修に人や時間を割いている余裕がないなんてことがあるようです。トラックの装備という点でも、同様のことが言えるかもしれません。
今回はトラックドライバー未経験の人が就職先を選ぶ際に気になるであろう大手企業と零細企業の違いについて自分の経験に基づいた個人的見解をお伝えしました。トラックドライバー未経験で就職するなら大手企業の方が良さげだなと個人的には思っています。
トラックの事故は重大事故になりやすいですし、業務においても大怪我をするリスクは結構潜んでいます。安全という点において大手企業は傍から見ると神経質かなと思うほど徹底していると思います。でも、それによって従業員や道路を走る人々が守られているのではないでしょうか。