
■トラックドライバーの仕事とは
トラックドライバーの仕事を簡潔に説明すると、「請け負った荷物を決められた場所・時間に確実に届けること」と言えます。「荷物の運搬」が仕事なわけですが、これには「トラックの運転」と「荷物の積み降ろし」という2つの要素が含まれます。
色々な現場で様々な仕事を経験しましたが、ピッキング、検品と積み込み、納品先での荷降ろしまでするということもあれば、荷物の運搬と荷降ろしのみでピッキングや積み込みは無しとか、荷降ろししてから商品の陳列までやらなければならなかったり等、本当に現場によって様々です。
ちなみに「ピッキング」は納品先からの注文書を元に作成されたリストにある通りの商品を保管されている倉庫内で集める(ピックアップする)作業のこと。「検品」は自分、または他の人がピッキングした商品が間違いなくリストにある通りであるか確認する作業のこと。「陳列」は納品先が小売店などの場合、店頭に商品を並べる作業のこと。
トラックドライバーの納品作業は、納品先と自社との間に結ばれた契約によります。ですから、トラックドライバーの仕事の範囲は一概には言えない側面があります。というわけで一般的にトラックドライバーの仕事は荷物を決められた場所・時間に確実に荷物を届けることと、それに付随した作業となります。
■トラックドライバーの仕事の一日の流れ
現在の私の一日の流れを大まかに書いてみますね。始業時間、終業時間は担当する配送ルートによって違うので割愛します。
- 出社ロッカーで着替え
- 今日積み込む荷物のリストの確認
- 運行管理者による乗務前点呼(アルコールチェック)
- トラックの鍵を受け取る
- 駐車場へ行きトラックを点検してから乗車
- デジタコ(デジタルタコグラフ)の設定
- 冷凍(蔵)機の設定
- 指定のバース(発着所に)トラックをつける
- 倉庫内に移動して当日の積み荷を確認・検品
- 荷台へ商品の積み込み
- 出発
- 納品先1に到着
- 受付を済ませて順番が来たら荷捌き所に停車
- 荷降ろし
- 納品伝票に受け取りのサインをもらう
- 納品先から出発
- 納品先2~5で同様のことを繰り返す
- 帰社
- 冷凍機やデジタコなどの終了操作
- 運転席の整理整頓
- 庫内の整理整頓
- 運行管理者による乗務後点呼(アルコールチェック)
- 鍵や伝票を片付ける
- 着替えて帰宅
