トラックドライバー未経験

前回の記事中でもお話しましたが、私が副業に求めていた条件は以下の通りです。

  • 車に乗れる仕事
  • なるべく短時間で割のいい仕事
  • あまり人と接することの無い仕事
  • 早朝または夜間の仕事
  • 出勤時間の選択肢が多い仕事

実際に探してみると、この条件を満たすような仕事は正直言ってなかなかみつかりませんでした。賃金が良さそうというのもあり頭の中でトラックドライバーと決めつけていたように思います。

求人票に載っている条件などを見比べながらようやく最初の面接にこぎつけました。そこは比較的大きめの運送会社で町でよく見かけるトラックの会社でした。大きい会社なら新人教育とかもしっかりしてそうというイメージがあったので履歴書を片手に面接に向かいました。

面接官はささっと履歴書に目を通して「マニュアル車の運転は問題ないとのことですが、4tトラックの乗車経験はないのですね?」と確認した後、「まずはトラックを運転してみましょう」と言って私は外に連れ出されました。この時は、運送会社の事務所がある大手の倉庫会社の敷地内を少し走ってからバックで倉庫のバース( 発着所)につけるようにと指示を受けました。

高っ!!

まず初めて乗る4tトラックの運転席の高さに驚きました。運転席に座ってみるとこんなに視点が高いんだ?!というのが第一印象でした。座席の位置を合わせて、サイドミラーを確認して、それぞれのギア位置を確認して早速運転してみます。言われるままに構内をゆっくりと走ってから、○○番とペイントされてるところにバックでつけるように指示されました。自分では初めての割にそれなりに出来たように感じたのですが、この会社から採用の連絡がくることはありませんでした。

今思えば、最初から4tはちょっとハードルが高過ぎたようにも思いますが、当時はそんなことも分かりませんでした。そして、何度かの面接を経てようやく決まった仕事は地元の市場から野菜を運ぶ仕事でした。

基本的には朝の3時に出勤して8時前に業務が終るというのと、週3日勤務で良いとのことで、こちらの条件にもぴったり。お給料は、自分の理想には届きませんでしたが、こちらはトラックドライバー未経験ですし、あまりぜいたくは言っていられません。そのようにして私のトラックドライバーのキャリアがスタートしました。

思い返してみると自分は随分と運が良かったと思います。というのも最初の仕事は既にセットされた荷物が入ったカゴ車を荷台に載せて、スーパーや八百屋さんまで運び、カゴ車のまま納品する。帰りは前日の納品に使ったカゴ車を回収するという非常にシンプルな仕事だったからです。

この時は、あまりに知識が無さ過ぎて、この仕事がいかに楽なのかがよくわかっていませんでした。仕分けや検品、積込みに工夫する必要もないし、手渡しする伝票すらない。ただ完成した荷物をテールゲートリフターを使って荷台に積み込んで、納品先で降ろす。納品先で前回納品時に使った空いたカゴ車を回収する。それだけの仕事でした。

最初の週(3日間)は自分が助手席に座り道順と作業の流れを覚えて、その翌週(3日間)はベテランドライバーを助手席に乗せて自分が運転しました。そして3週間目から独り立ちという感じでした。

割り当てられたのは3tワイドのトラックでした。始めの頃は慣れない町の細い道でのトラックの運転、狭い狭い自社駐車スペースの車庫入れ、テールゲートリフターの扱い、カゴ車の固定に使うラッシングベルトやショーリングバー(ビーム)等の扱いに慣れるのに必死でした。

ようやく少し慣れてきたなと思った時、最初のトラブルを経験することになります。誰かが言った通り、慣れたと思った頃が一番危ない。身をもって体験しました…。