
トラックドライバーの求人情報と仕事選び
ここでは自分がトラックドライバーとして働く会社を選ぶ際に留意すべき点をいくつかお伝えします。
この業界について何も知らなかった頃、私は何度も痛い目に合っています。なので”思ってたのと違う”とならないように、これからトラックドライバーとしてスタートを切ろうと思っている人はこの記事に目を通してもらえればと思います。
さて、どのような経緯であれ最初にチェックするのは、おそらく求人情報ではないでしょうか。求人情報は”住んでいる地域名”と”ドライバー”と検索エンジンに入力して調べれば沢山出てきます。
求人情報を見るときには「給料」、「就業時間」、「残業の有無」、「会社の場所」など重きをおくポイントは人によって様々だと思います。しかし、それ以外に仕事内容も確認しましょう。なぜなら、求人情報に載っている仕事内容と実際に就業した際に従事する仕事の内容との間には結構大きなギャップがあったりします。
例えば、大雑把ですがこんな感じです。
「月給28万円。2つの市場の間を往復するだけ、しかもパレット積みなので作業も楽々」
そこで実際に面接に行ってみると「上記の仕事の後3,4件スーパーへの納品があります。」と言われました。そうしないと求人情報に記載されているような給料にはならないと。そこまで話を聞いて早々に帰ることにしました。もちろん履歴書も返してもらいます。
「頑張って丁寧に書いた履歴書とそれにかかった時間、面接地である相手の事務所までの往復交通費やそれにかかった時間を返せよ」と心の中で叫びましたよ。
というわけで募集中の仕事内容についてもきちんと確認しましょう!
勤務時間について
ある会社に事務員として就業した場合を想像してみてください。通常はその会社の就業時間がありますね。例えば9時から5時という時間が決まっていて、5時以降は残業ということになります。
通勤する場所も会社の本社ビルか営業所か、とにかく決まった場所に出勤することとなります。つまり事務員として就業している人たちは皆、決まった場所で決まった時間枠の中で毎日仕事をすることになります。
ところが、トラックドライバーの仕事の場合は、同じ会社のドライバーがみんな同じ現場で仕事をするとは限りません。自分が与えられた担当の仕事内容によるのです。
つまり、請け負った荷物を積む場所、届ける場所、届ける時間帯などはケースバイケースなので同じ会社の人間でも全く違う時間帯に違う場所で仕事をするというのが珍しくありません。
また、会社によっては出勤する場所、つまり自分が乗るトラックが停めてある場所があちこちにあるなんてこともあります。
面接を申し込む前に確認すべきこと
ここまでにお伝えしたように個々の仕事の内容が求人情報としてきちんと掲載されているとは限りません。なので私の場合は面接を申し込む前に必ず現在募集されている仕事の内容について詳しく聞くようにしています。
そうしないと先程の例に挙げたような、”思ってたのと違う”ということになりかねません。そこで私が電話で確認する内容を箇条書きにしてみました。
■絶対に聞くこと
- 出勤時間
- 出勤場所(トラックに乗り込む場所)
- 配送先
- 積み込みの有無と積込作業をする場所(倉庫の場所)
- 検品の有無
- 積み荷について(荷姿など)
- 積み降ろしの方法
- 担当するコースについての概要(件数や配達時間指定の有無など)
- 平均残業時間
- 残業代が出るのか
■トラックドライバー未経験の人が聞いた方が良いこと
- 研修期間(ドライバー未経験の人には超重要)
- バックモニターの有無
- ドラレコの有無
日頃運転していると、まだまだバックモニター無しのトラックも結構見かけます。ドライバー未経験者にとってバックモニターは結構ありがたい存在なのです。
それとドライブレコーダーは言うまでもなく交通事故やトラブルがあった時に映像で記録を残してくれる優れものです。
以上となります。私の場合は本当に何枚の履歴書とそれに要した時間を無駄にしたのだろうか、思い出すのも嫌です。同業者にこの話をしたら「俺は最初の面接の時点では履歴書は持っていかないと決めてるよ。」なんて言っていました。電話で問い合わせると「履歴書持参で」と必ず言われるので私は電話で詳細を聞くようにしています、という話でした!