
トラックドライバーの仕事は、運ぶ貨物の種類や量、温度帯、荷姿等によって乗車するトラックの種類やサイズも変わってくるので本当に様々です。中型トラックの場合は、そのサイズのために運搬できる貨物がある程度限定されます。
トラックの種類
トラックは、車両寸法や最大積載量、車両総重量などによって大型・中型・小型に分類されています。それらサイズによる違いに加えて荷台の形状も多種多様です。運搬する荷物によって使用されるトラックが違います。
- アルミバン(箱車、バン車)
- 平ボディ
- クレーン(ユニック車)
- ダンプ
- パッカー(ゴミ収集車)
- ミキサー
- タンク

運搬する貨物
- 食品(スーパー、コンビニ、レストラン、食品工場等)
- 雑貨(ドラッグストア、ホームセンター、百貨店)
- 衣料(百貨店、ショッピングモール)
- 医薬品(病院、薬局、ドラッグストア)
- 建築資材(ホームセンター、工事現場、工務店)
- 植物(ホームセンター、花屋)
- 重機(建設現場)
- 自動車(ディーラー、工場)
私は食品と雑貨、建築資材の運搬の経験がありますが、一番長くやっているのは食品運搬のお仕事です。最近道路上で中型トラックのキャリアカー(一台積み)を見かけます。積み降ろしのことを考えてみると、あれってすごく楽そうに思えるのですが、実際のところどうなんだろう?とすごく気になっています。私の場合は夜勤が基本なので日勤帯の仕事をするなら自動車の運搬が良さそうだなと妄想しています。
貨物の荷姿
また、荷姿も運搬する貨物によって実に多様です。荷姿とは運搬する際の荷物の外観を表す物流用語です。一般的に荷物を運搬する時には荷物を保護するために梱包がなされています。なので梱包の状態とも言えますね。
具体的には…
- ダンボールなど紙箱によるカートン梱包
- 密閉木箱によるケース梱包
- すかし木枠によるクレート梱包
- 角材でゲタを履かせたスキッド梱包
- 木製やプラスチック製の簀の子状の台に積んでラップやバンドで固定したバレット梱包など

その他にも小物などをまとめて入れるための容器に入っている場合もあります。一例としてはオリコンや番重などがあります。オリコンとは折りたたみコンテナの略称で、折りたたみ・組み立てが可能なコンテナ(箱・容器)のことをいいます。

また、台車(平台車、6輪台車、カゴ台車など)に積まれた荷物がラップで固定されている場合もあります。
